2016年10月02日
゛ブラッド・ピット”も゛ブラピ”も同じ???
英語のリズムと発音がいっきに身につく!
「マザーグースでつくる英語の耳と口」
(別冊宝島)
英語は強弱のリズムを持つ言語であることは何となく理解していたが、発音やリズムを子どもたちにどのように教えたらよいのか、悩んでいる時にこの本を発見。 とても頼りになる一冊です。
その魅力を紹介します。
■序 日本人に最適な「マザーグース」
★日本人英語の最大の欠点
日本人は英語の発音がへたでリスニングも苦手です。それは、英語の強弱のリズムが身についていないためです。これはが日本人最大の欠点といえます。
英語の発音は、力を入れたり抜いたりして、強いところと弱いところがきれいに組み合わされてリズムを作ります。・・・
強いところは、「強く、はっきり、長くのばして」発音されます。逆に、弱いところは、「弱く、あいまいに、短く」なります。また、強いところではピッチも高くなる傾向があります。
★英語のリズムを身につけることが先決
英会話において英語のリズムを身につけることが先決です。日本人が英語を話すときには、おおげさなくらいにリズムにのって言えばいいのです。英語らしく聞こえ、通じやすくなります。
また、リズムが身についていると、リスニングもぐんぐん上達していきます。音がつながって聞こえても、強弱のリズムの「強」の部分を手がかりに単語を切り出して理解できるようになるからです。ネイティヴもそうして聞きとっています。
★英語のリズム体得には「マザーグース」が最適
英語のリズムを身につけるには英語の童謡を聞くのが一番です。童謡は、歌詞と強弱のリズムが一致していますので、自然と英語のリズムが耳に残ります。楽しいので自分でも声に出して言ったり歌ったりしたくなり、いつの間にかリズムが体得できます。
英語の童謡と言えば「マザーグース」です。イギリスやアメリカで古くから伝承されてきた童謡を総称して「マザーグース」といいますが、子守歌、物語、数え唄、なぞなぞ、早口言葉、ナンセンスなものなど多種多様のものがあります。
「マザーグース」は、子どもにも大人にも興味深い内容ですぐれた英語教材と言えます。その詩のリズムと歌のメロディが日本人の体にしみこめば、英語がみるみる上達すること請け合いです。
*実践の1ページです。
強弱のリズム・パターンが一目瞭然、発音や歌唱のポイントも頭において、朗読・歌・カラオケのCDを活用して練習できます。また、時代背景、語句の意味、そして、「韻」・・・「マザーグース」を楽しむすべてが満載です。
英語圏の子どもたちが母語の英語を「マザーグース」で学んだように、私たち日本人も同様に英語を学んでいけば良いのですね。
「マザーグース」は魅力いっぱいだけれど、私にとってまだまだ未知の世界。ポップアップの活動で、小学校の外国語活動で、小学校の放課後スクールで、・・・あらゆる機会で、 楽しくリズミカルに伝承したいと思っています。そして、その報告もしていきます。
まずは、
「親子で楽しもう! 英語絵本と歌」で
親子で一緒に「マザーグース」を楽しみましょう!
最後に・・・
アメリカ人の英語講師がつぶやいていました。
「日本人は”ブラピ”と短縮して呼んでいるというけれど、”ブラッド・ピット”も”ブラピ”も同じなのに・・・」
英語は大きな丸●と小さな丸●をもつ強弱の言語であることが理解できたら、彼の言っている意味が解ったような気がします。